札幌から1時間ドライブ|日帰りで楽しむ絶景とグルメの穴場14選

「週末はどこかへ出かけたいけれど、遠出をする気力まではない」
「札幌市内は行き尽くしてしまったので、少しだけ足を延ばして気分転換したい」

平日の仕事で疲れが溜まっていると、休日の朝についこんな風に考えてしまうことはありませんか。せっかくの休みを家で寝て過ごすのはもったいないですが、片道2時間以上の運転はドライバーにとって負担になるのも事実です。

そこで今回は、札幌中心部から「片道1時間」で到着できる、ちょうどよい距離感のドライブスポットを厳選しました。移動時間を短く抑えることで、現地での滞在時間をたっぷりと確保でき、日帰りでも満足度の高い休日を過ごすことができます。

まずは、目的や気分に合わせて選べるおすすめエリアを一覧表でご紹介します。

エリア名 主な特徴・魅力 おすすめのシーン
小樽・石狩 海鮮グルメ、運河の絶景 観光気分を味わいたい時
支笏湖・定山渓 温泉、湖、深い自然 心身ともに癒やされたい時
長沼・江別・北広島 田園風景、カフェ、話題の施設 おしゃれなデートやランチ
当別・新篠津 北欧風の景色、キャンプ、温泉 人混みを避けてのんびり

この記事では、王道の観光地から地元民しか知らないような穴場まで、次の週末にすぐ行ける14のスポットを詳しく解説します。天候や同行者に合わせた最適なプランを見つけて、リフレッシュできるドライブに出かけましょう。

札幌近郊の王道・定番ドライブスポット5選

まずは、札幌から1時間圏内で絶対に外せない王道のドライブスポットをご紹介します。初めての北海道ドライブの方や、久しぶりに近場を観光したいという方にも間違いのないエリアです。

小樽運河と堺町通り(小樽市)

札幌から高速道路を使えば約40分、下道でも約1時間で到着できる小樽は、短時間ドライブの筆頭です。歴史的な石造りの倉庫群が並ぶ小樽運河は、昼間の散策はもちろん、ガス灯が灯る夕暮れ時のロマンチックな雰囲気も格別です。

運河沿いを歩いた後は、堺町通りへ向かいましょう。ガラス細工のショップやオルゴール堂、そしてルタオ本店などのスイーツショップが軒を連ねています。駐車場に車を停めて、徒歩で回れる範囲に見どころが凝縮されているのが小樽の魅力です。

ランチには新鮮な海鮮丼やお寿司を堪能し、帰りには「かま栄」のかまぼこをお土産にするのが定番のコースです。海沿いの国道5号線を走るルートは、運転中の景色も良く、ドライブの爽快感を存分に味わうことができます。

定山渓温泉と豊平峡ダム(札幌市南区)

札幌の奥座敷と呼ばれる定山渓温泉は、中心部から車で約50分の距離にあります。温泉街には無料の手湯や足湯が点在しており、タオル一枚持っていけば気軽に温泉気分を楽しめます。日帰り入浴を受け入れている旅館も多く、ランチと入浴がセットになったプランも人気です。

さらに自然を楽しみたい場合は、温泉街から少し奥に進んだ豊平峡ダムへ足を延ばしてみましょう。電気バスに乗り換えてダムサイトまで行けば、迫力ある放流と渓谷美を目の当たりにできます。特に秋の紅葉シーズンは絶景ですが、新緑の季節も清々しい空気に包まれておすすめです。

温泉街にある「坂ノ上の最中」や「雨ノ日と雪ノ日」といったおしゃれなカフェやスイーツ店も増えており、若いカップルや女性グループのドライブ先としても注目を集めています。

支笏湖とポロピナイ園地(千歳市)

日本有数の透明度を誇る支笏湖は、札幌から国道453号線を走って約1時間強で到着します。「支笏湖ブルー」と呼ばれる深く青い湖面は、見る人の心を洗うような美しさです。湖畔を散策したり、水中観光船に乗って湖の中を覗いたりすることで、豊かな自然を体感できます。

ドライブの休憩には、湖畔にあるポロピナイ園地がおすすめです。ここでは名物のヒメマス(チップ)料理を味わうことができます。塩焼きやフライなど、新鮮なヒメマス料理を湖を眺めながら食べる贅沢は、支笏湖ドライブならではの楽しみです。

カヌーやSUPなどのアクティビティも充実しており、道具を持っていなくても体験ツアーに参加することで、湖の上からの景色を楽しむことも可能です。自然の中でアクティブに過ごしたい方には最適のスポットです。

北海道ボールパークFビレッジ(北広島市)

2023年に開業した北海道ボールパークFビレッジは、野球ファンでなくても楽しめる巨大エンターテインメント施設です。札幌中心部からは車で約40分というアクセスの良さも魅力です。試合がない日でも球場内に入ることができ、スタジアムグルメやグッズショップを楽しむことができます。

敷地内には、子どもが遊べる大型遊具施設や、サウナや温泉を楽しめる施設もあり、一日中滞在しても飽きることがありません。また、敷地内にあるベーカリー「TruffleBAKERY」などの人気店は、平日でも行列ができるほどの賑わいを見せています。

広大な駐車場が完備されているため、車でのアクセスも安心です。近代的な建築と北海道の自然が調和した空間は、ただ歩いているだけでもワクワクするような非日常感を味わわせてくれます。

ロイズカカオ&チョコレートタウン(当別町)

チョコレートでおなじみのロイズが手掛ける体験型施設が、当別町にあります。札幌中心部からは車で約45分から1時間の距離です。工場見学だけでなく、カカオの栽培からチョコレートができるまでの工程を、ゲームや展示を通して楽しく学ぶことができます。

施設内には広大な直売店が併設されており、ここでしか買えない限定商品や、パン工房で作られた焼きたてのパンを購入することができます。特にチョコレートをふんだんに使ったパンは絶品で、これを目当てに訪れる人も少なくありません。

当別町は北欧風の景色が広がる美しい町です。ロイズタウンの周辺には道の駅「北欧の風 道の駅とうべつ」もあり、地元の農産物やグルメを楽しむこともできます。甘い香りに包まれた幸せなドライブコースです。

絶品グルメとカフェを巡るドライブコース

ドライブの最大の楽しみは「食」という方も多いはずです。札幌から1時間圏内には、新鮮な食材を使った農家レストランや、隠れ家的なカフェが数多く点在しています。

長沼町のファームレストラン(長沼町)

新千歳空港にも近い長沼町は、札幌から車で約1時間の「食の宝庫」です。広大な畑の中にポツンと佇むファームレストランやカフェが多く、週末には多くのグルメ通で賑わいます。採れたての野菜をふんだんに使ったビュッフェや、こだわりの洋食を提供する店など、選択肢も豊富です。

食事の後は、「あいチュらんど」などの人気店でソフトクリームを食べるのが長沼ドライブの定番です。のどかな田園風景を眺めながら食べる濃厚なソフトクリームは格別です。また、直売所で新鮮な野菜を買って帰るのも、主婦や料理好きには嬉しいポイントです。

長沼町には「マオイの丘公園」という道の駅もあり、屋上の展望台からは石狩平野を一望できます。美味しい食事と素晴らしい景色で、お腹も心も満たされるドライブになります。

江別の小麦とスイーツ巡り(江別市)

札幌の隣に位置する江別市は、道内有数の小麦の産地です。「ハルユタカ」などのブランド小麦を使ったパン屋やピザ屋、スイーツ店が市内に点在しており、パン好きにはたまらないエリアです。札幌中心部からは30分から40分程度で行ける手軽さも魅力です。

特に野幌エリアや江別蔦屋書店の周辺には、おしゃれなカフェやベーカリーが集まっています。焼きたてのパンをテイクアウトして、近くの公園でピクニック気分で食べるのも良いでしょう。小麦の香ばしい香りに誘われて、ついつい何軒もハシゴしてしまいたくなります。

また、江別にはレンガ造りの建物も多く残っており、レトロな街並みを楽しむこともできます。美味しいパンとコーヒーを片手に、のんびりと街を散策する休日も素敵です。

石狩のサーモン料理と浜料理(石狩市)

札幌の北に隣接する石狩市は、サケ漁で栄えた歴史を持つ街です。札幌中心部からは約40分で到着します。石狩観光センターや周辺の飲食店では、名物の石狩鍋やイクラ丼、サケのチャンチャン焼きなど、サケを余すところなく使った郷土料理を味わうことができます。

また、6月から7月にかけては「石狩湾新港」周辺で朝市が開催されることもあり、獲れたての海産物を格安で購入できます。海沿いの道をドライブしながら、旬の海の幸を堪能するコースは、海鮮好きにはたまりません。

食後には「はまなすの丘公園」を散策して腹ごしらえをするのもおすすめです。日本海から吹き付ける風と、可憐に咲くハマナスの花が、ドライブの疲れを癒やしてくれます。

絶景と自然に癒やされるリフレッシュ旅

都会の喧騒を離れて、圧倒的な自然の中で深呼吸したい。そんな時におすすめの、札幌から1時間で行ける絶景・ネイチャースポットをご紹介します。

えこりん村と銀河庭園(恵庭市)

恵庭市にある「えこりん村」は、札幌から高速道路を使って約40分で到着します。広大な敷地内には、イギリスのガーデンデザイナーが設計した「銀河庭園」があり、季節ごとに異なる美しい花々が咲き誇ります。まるで絵本の世界に迷い込んだような風景は、写真撮影にも最適です。

また、敷地内ではアルパカや羊などの動物たちが放牧されており、間近で触れ合うことができます。「みどりの牧場ショー」では、牧羊犬が羊を誘導する様子を見学でき、大人も子供も夢中になれるでしょう。

園内のレストランでは、自社農園で育てた野菜や豚肉を使った料理を提供しており、体の中から健康的になれるような食事を楽しめます。花と緑と動物に囲まれた、優しい時間を過ごせる場所です。

厚田の夕日とシーサイドライン(石狩市厚田区)

日本海沿いを走る国道231号線、通称「オロロンライン」の一部である厚田エリアは、絶好のドライブコースです。札幌から約1時間で、視界いっぱいに海が広がる絶景ポイントに到着します。特に「あいロード夕日の丘観光案内所」からの眺めは素晴らしく、水平線に沈む夕日は感動的です。

このエリアは「恋人の聖地」としても認定されており、展望台にはカップルが南京錠をかけるモニュメントがあります。海風を感じながらのドライブは爽快感抜群で、悩み事も吹き飛んでしまうような開放感があります。

途中にはニシン漁で栄えた番屋などの史跡もあり、北海道の歴史を感じることもできます。海沿いをただ走るだけでも満足できる、ドライバーに人気のルートです。

国営滝野すずらん丘陵公園(札幌市南区)

住所は札幌市ですが、中心部からは約50分ほどかかるため、立派なドライブコースと言えます。北海道唯一の国営公園であり、その広さは圧倒的です。春のチューリップ、夏のアジサイやラベンダー、秋のコスモスと、いつ訪れても広大な花畑が出迎えてくれます。

園内には「日本の滝百選」に選ばれた「アシリベツの滝」を含む複数の滝があり、マイナスイオンを浴びながらの散策が楽しめます。整備された遊歩道を歩けば、森の香りや鳥のさえずりに包まれ、本格的な森林浴が可能です。

子供向けのアスレチック遊具も充実しており、家族連れなら一日中遊ぶことができます。お弁当を持ってピクニックをするのにも最適な、身近な大自然スポットです。

雨の日やデートにおすすめの屋内スポット

せっかくの休日が雨予報でも諦める必要はありません。札幌から1時間圏内には、天候に左右されずに楽しめる魅力的な屋内施設があります。デートにも使えるおしゃれなスポットを中心にご紹介します。

江別 蔦屋書店(江別市)

「田園都市スローライフ」をコンセプトにした大型複合書店です。札幌から約30分で到着します。赤レンガを基調とした洗練された建物内には、膨大な書籍だけでなく、厳選された雑貨やグルメショップが入居しています。コーヒーを片手に購入前の本を読める席も多く用意されています。

館内は「知」「食」「暮らし」の3つの棟に分かれており、それぞれ違った楽しみ方ができます。フードコートも非常におしゃれで、江別近郊の人気店の味が楽しめます。雨の日はここで一日中、本とコーヒーに囲まれて過ごすのが最高の贅沢です。

インテリアや空間デザインも素晴らしく、どこを切り取っても絵になります。静かに語り合いたい大人のデートスポットとしても非常に人気があります。

サケのふるさと 千歳水族館(千歳市)

千歳市の道の駅「サーモンパーク千歳」に隣接する水族館です。札幌からは高速道路利用で約50分です。最大の特徴は、千歳川の水中を直接観察できる「水中観察ゾーン」です。ガラス越しに、川を遡上するサケや、四季折々の淡水魚の自然な姿を見ることができます。

館内には巨大な水槽やタッチプールもあり、見て触れて楽しむことができます。特に秋のサケの遡上シーズンは、川の中がサケで埋め尽くされる迫力の光景が見られます。屋内施設なので雨の日でも濡れる心配がなく、快適に見学できます。

隣接する道の駅にはフードコートや農産物直売所も充実しており、水族館見学と合わせて食事や買い物も楽しめるのが大きなメリットです。

おたる水族館(小樽市)

小樽の祝津エリアにあるおたる水族館は、札幌から約1時間です。海沿いにあるため一部屋外のショーもありますが、メインの展示は屋内で楽しめます。北海道ならではの北の海の生き物たちの展示が充実しており、特に巨大なミズダコやホッケの遊泳は見応えがあります。

イルカショーやトドのショーは迫力満点で、何度見ても飽きません。また、併設されている遊園地(祝津マリンランド)はレトロな雰囲気があり、晴れていればそちらも楽しめます。雨の日は水族館でじっくりと魚たちの生態観察をするのがおすすめです。

館内のレストランからは日本海を一望でき、海を眺めながら食事をすることができます。家族連れはもちろん、カップルのデートコースとしても定番の人気スポットです。

【穴場】人混みを避けてゆったり過ごす

最後に、ガイドブックにはあまり大きく載っていないけれど、地元民が愛する穴場の癒やしスポットをご紹介します。静かに過ごしたい方におすすめです。

しんしのつ温泉たっぷの湯(新篠津村)

札幌から約50分、石狩川のほとりにある新篠津村の温泉施設です。道の駅「しんしのつ」も兼ねており、源泉かけ流しの天然温泉を楽しめます。ここの魅力は、なんといっても周囲に広がるのどかな田園風景と、静かな環境です。

温泉の後は、併設のレストランで地元の食材を使った料理を味わいましょう。夏はキャンプやグランピング、冬はワカサギ釣りが楽しめるスポットとしても有名ですが、何もない時期に行っても、その静けさが心身をリラックスさせてくれます。

ジェラートショップ「LicoLico」の本店もあり、温泉上がりのジェラートは最高です。派手な観光地ではありませんが、日常の疲れを静かに癒やすには最適な場所です。

南幌温泉ハート&ハート(南幌町)

札幌から車で約45分の南幌町にある温泉施設です。ここの名物は、なんといってもレストランで提供される「キャベツ天丼」です。特産品のキャベツを巨大なかき揚げにした天丼は、見た目のインパクトも味も抜群で、これを目当てに訪れる人もいます。

温泉は露天風呂や香り風呂など種類が豊富で、広々とした浴槽でのんびりとくつろげます。日帰り入浴の料金もリーズナブルで、地元の人たちに親しまれているアットホームな雰囲気が魅力です。

札幌から近い割に混雑しすぎることが少なく、穴場の温泉として重宝します。美味しいB級グルメと温泉で、飾らない休日を過ごしたい方におすすめです。

小林酒造 建造物群(栗山町)

札幌から約1時間の栗山町には、道内最古級の造り酒屋「小林酒造」があります。明治時代から続くレンガ造りや石造りの酒蔵群は、国の登録有形文化財にも指定されており、敷地内を歩くだけでタイムスリップしたような気分になれます。

敷地内には、酒蔵を改装したレストランやカフェがあり、落ち着いた雰囲気の中で食事やお茶を楽しめます。もちろん、直売所でお酒の試飲や購入も可能です。お酒が飲めない方でも、甘酒や酒粕を使ったスイーツを楽しむことができます。

栗山町は自然豊かで静かな町です。歴史ある建物と静寂に包まれた空間は、大人の休日にふさわしい落ち着きを与えてくれます。

まとめ:今度の週末は1時間ドライブでリフレッシュしよう

札幌から片道1時間で行けるドライブスポットは、海、山、温泉、グルメと驚くほどバリエーションが豊かです。長時間の移動で疲れることなく、現地での楽しみを最大化できるのがこの距離感の最大のメリットです。

今回ご紹介した14選の中から、その日の天気や気分に合わせて行き先を選んでみてください。「遠くへ行かなくても、こんなに素敵な場所があったんだ」という再発見が、きっとあるはずです。

まずは次の休みの天気予報をチェックし、レンタカーの手配やナビの設定をして、気軽な小旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか。