札幌での生活や観光はとても充実していますが、ふとした瞬間に「都会の喧騒を離れてリフレッシュしたい」と感じることはありませんか。週末の貴重な休みを使って、移動に時間をかけすぎずに非日常を味わいたいという悩みは、多くの札幌市民や旅行者が抱えています。片道2時間という距離は、日帰りでも十分に現地での滞在時間を確保でき、ドライブや電車旅の楽しさも味わえる絶妙なラインです。
この記事では、札幌から2時間圏内でアクセスできる魅力的な観光スポットを、定番から穴場まで徹底的に網羅してご紹介します。海風を感じる港町、マイナスイオン溢れる渓谷、そして北海道ならではのグルメまで、あなたの休日の質を劇的に高める提案をご用意しました。
- 小樽・定山渓などの王道観光地と隠れた名店
- 積丹ブルーや支笏湖など、圧倒的な透明度を誇る水辺の絶景
- 温泉、グルメ、アクティビティ別に見る日帰りプラン
- レンタカーと公共交通機関のメリット・デメリット比較
札幌から2時間以内の王道観光・ドライブスポット5選
札幌から片道2時間以内という条件は、朝に出発すれば午前中のうちに現地に到着し、ランチやアクティビティをフルに楽しめる黄金の距離感です。まずは、北海道観光の代名詞とも言える王道エリアの中から、何度訪れても新しい発見があるスポットを厳選しました。アクセスの良さと現地でのコンテンツの豊富さが魅力の5選です。
小樽エリア|運河と美食が織りなす港町の風情
札幌から高速道路を使わずとも約45分から1時間で到着できる小樽は、最も身近な非日常空間と言えます。歴史的な建造物が並ぶ小樽運河沿いの散策は定番ですが、少し足を伸ばして「おたる水族館」や祝津エリアのパノラマ展望台へ向かうルートもおすすめです。特に海沿いのドライブルートは、潮風を感じながらの爽快な走行が楽しめます。
小樽の魅力は景観だけでなく、その圧倒的な「食」のレベルの高さにあります。寿司屋通りでの新鮮な海鮮丼はもちろん、ルタオや北菓楼などのスイーツ店巡りは外せません。さらに、地元のガラス工房での制作体験や、夜にはガス灯が灯るロマンチックな夜景など、朝から晩まで飽きることのないコンテンツが凝縮されています。駐車場も多く整備されており、車でのアクセスも非常に容易です。
また、小樽はダイビングやシュノーケリングのエントリーポイントとしても知られています。青の洞窟クルーズなどのマリンアクティビティも充実しており、海を愛する人にとっては札幌から最も近い楽園と言えるでしょう。観光船に乗って海上から見る小樽の街並みは、陸上とは全く異なる表情を見せてくれます。
定山渓エリア|渓谷美と温泉に癒やされる「札幌の奥座敷」
札幌中心部から車で約50分という好立地にありながら、深い森と渓谷に囲まれた定山渓温泉は、手軽にリゾート気分を味わえる最高のスポットです。豊平川沿いに広がる温泉街には、無料の手湯や足湯が点在しており、散策しながら温泉情緒を楽しむことができます。特に紅葉のシーズンは絶景で、二見吊橋からの眺めは圧巻の一言です。
日帰り入浴を受け入れているホテルや旅館が多く、ランチと入浴がセットになったプランも充実しています。ビュッフェ形式の豪華なランチを楽しんだ後に、露天風呂でゆっくりと体を温めるコースは、日頃の疲れを癒やすのに最適です。また、近年ではおしゃれなカフェやベーカリーも増えており、若い世代やカップルでのデートスポットとしても人気が再燃しています。
アクティブ派には、定山渓ファームでの果物狩りやツリートレッキング、そしてカヌー体験などもおすすめです。温泉街から少し奥に入った豊平峡ダムでは、電気バスに乗ってダムサイトまで行き、放水の迫力ある光景を見学することも可能です。自然の豊かさと観光地としての利便性が高次元で融合しています。
支笏湖エリア|日本有数の水質を誇る神秘のカルデラ湖
札幌から車で約1時間10分、新千歳空港からも近い支笏湖は、環境省の水質調査で何度も日本一に輝いたことがある「支笏湖ブルー」で有名です。カルデラ湖特有の急深な地形が青の深みを生み出しており、湖畔に立つだけでその透明度に圧倒されます。モーターボートやスワンボートだけでなく、底が透明なクリアカヤック体験が非常に人気です。
支笏湖周辺はダイビングスポットとしても世界的に評価が高く、淡水ダイビングの聖地とも呼ばれています。湖底に沈む巨木や、光のカーテンが差し込む幻想的な光景は、海とは違った静寂と美しさを持っています。ダイビングライセンスがなくても参加できる体験ダイビングやシュノーケリングツアーも開催されており、初心者でも気軽に水中世界を覗くことができます。
グルメも見逃せません。支笏湖名物のヒメマス(チップ)料理は、ここでしか味わえない繊細な美味しさです。塩焼きや姿造りなど、新鮮なヒメマス料理を提供する食堂が温泉街に並んでいます。食後は湖畔の園地を散策し、山線鉄橋などのフォトスポットで記念撮影を楽しむのが定番のコースです。
余市エリア|ウイスキーとフルーツが香る大人の休日
小樽からさらに西へ車で約30分、札幌からは高速利用で約1時間10分の余市町は、NHKの連続テレビ小説の舞台にもなったニッカウヰスキー余市蒸溜所で有名です。重厚な石造りの正門をくぐると、そこには異国情緒あふれる風景が広がります。ガイド付きツアーに参加すれば、ウイスキー造りの歴史や情熱を深く学ぶことができ、試飲コーナーでは希少なウイスキーを味わうことも可能です(ドライバー向けにはソフトドリンクも用意されています)。
余市は「フルーツ王国」としても知られ、春から秋にかけて様々な果物狩りが楽しめます。イチゴ、サクランボ、ブドウ、リンゴなど、季節ごとに旬の果物を自分でもぎ取って食べる体験は、家族連れにも大人気です。直売所では採れたてのフルーツや、それらを使ったジャム、ジュースなどの加工品も豊富に販売されており、お土産選びにも困りません。
また、近年は「余市ワイン」の評価も急上昇しており、ワイナリー巡りも新たな観光スタイルとして定着しつつあります。地元の食材を使ったイタリアンレストランなど、ワインに合う食事を提供する店も増えています。大人の嗜みとしての美酒と美食を堪能できる、洗練された田舎町としての魅力が増しています。
石狩・当別エリア|海浜植物と北欧風の景色に出会う旅
札幌の北側に隣接する石狩市と当別町は、車で40分〜1時間程度で行ける手軽さが魅力です。石狩浜の「あそびーち石狩」や「はまなすの丘公園」は、夏は海水浴、春から秋は海浜植物の観察や灯台巡りが楽しめます。特に夕日の美しさは格別で、日本海に沈む夕陽を眺めながらのドライブは、一日の締めくくりに最高のロケーションを提供してくれます。
当別町には、北欧スウェーデンの街並みをイメージした「スウェーデンヒルズ」があり、まるで海外旅行に来たかのような写真が撮れると話題です。また、「北欧の風 道の駅とうべつ」は、地元の食材を使ったおしゃれなグルメやスイーツが充実しており、週末は多くの人で賑わいます。ロイズタウン駅に直結したロイズカカオ&チョコレートタウンも見逃せない新名所です。
このエリアは平坦な道が多く、冬場でも比較的運転しやすいのが特徴です。また、石狩鍋発祥の地としての鮭料理や、当別町のうどん、そばなどの麺類も有名です。派手な観光地ではありませんが、のんびりとした時間を過ごしたい時や、混雑を避けてゆっくりドライブしたい時には最適なルートと言えるでしょう。
自然とアクティビティを満喫する2時間の冒険
札幌近郊には、ただ見るだけでなく、体を使って自然を体感できるエリアも豊富です。ここでは、季節ごとに表情を変える大自然の中で、特別な体験ができるスポットを紹介します。少し足を伸ばすだけで、北海道らしい雄大な景色とアクティビティが待っています。
積丹エリア|積丹ブルーの海とウニ丼を求めて
札幌から高速道路を利用して約2時間弱で到着できる積丹半島は、夏の北海道観光のハイライトです。「積丹ブルー」と称される深く澄んだ青い海は、沖縄の海にも引けを取らない美しさです。特に神威岬の先端まで続く遊歩道「チャレンカの小道」を歩き、360度の水平線を見渡した時の感動は、言葉では言い表せないものがあります。
積丹の海は透明度が高く、水中展望船「ニューしゃこたん号」に乗れば、服を着たまま海中の様子を観察できます。海底の岩場や海藻、泳ぎ回る魚たちを間近に見ることができ、子供からお年寄りまで楽しめます。ダイバーにとっても憧れの海であり、複雑な地形や豊かな生態系を観察するファンダイビングが盛んに行われています。
そして積丹といえば、6月から8月にかけて解禁されるウニ漁です。この時期限定の生ウニ丼を目当てに、道内外から多くのグルメファンが訪れます。とろけるような甘みと濃厚な旨味は、一度食べたら忘れられない味となるでしょう。行列必至の人気店も多いですが、並んででも食べる価値のある逸品です。
ニセコ・ルスツエリア|世界が注目するマウンテンリゾート
札幌から中山峠を越えて約2時間で到着するニセコ・ルスツエリアは、世界屈指のパウダースノーで知られる冬のリゾート地ですが、夏のアクティビティも非常に充実しています。羊蹄山を望む雄大な景観の中で楽しむラフティングやキャニオニングは、スリルと爽快感が抜群です。清流尻別川での川下りは、初心者や家族連れでも安心して参加できるツアーが多数用意されています。
ルスツリゾートには北海道最大級の遊園地があり、絶叫マシンから子供向けの乗り物まで1日中遊び尽くせます。また、ニセコエリアにはおしゃれなカフェやコンドミニアムが次々とオープンしており、海外のリゾート地のような洗練された雰囲気が漂います。地元の野菜をふんだんに使ったランチや、こだわりのコーヒーを提供するカフェ巡りも楽しみの一つです。
帰りの運転に余裕があれば、ニセコパノラマラインを経由して岩内方面へ抜けるルートもおすすめです。山岳ドライブルートとしての景色は素晴らしく、途中にある神仙沼などの湿原散策も心が洗われます。季節によっては雲海が見られることもあり、ドライブ好きにはたまらないコースとなっています。
岩見沢・美唄エリア|アートとワイナリーの丘陵地帯
札幌から高速道路で約40分〜1時間という近さながら、意外と知られていない穴場が岩見沢・美唄エリアです。美唄市にある「アルテピアッツァ美唄」は、彫刻家・安田侃氏の作品が自然の中に配置された野外美術館です。廃校になった小学校を再生した施設は、静謐な空気が流れ、芸術と自然が調和した空間で心を落ち着けることができます。
岩見沢周辺は、近年ワイナリーが集まるエリアとして注目されています。ブドウ畑の広がる丘の風景は美しく、ワイナリー併設のレストランやショップで、地元のワインと料理のマリアージュを楽しむことができます。特に収穫の時期には、ワイン祭りなどのイベントも開催され、多くのワイン愛好家で賑わいます。
また、このエリアは農業が盛んであり、直売所では新鮮な野菜や米が安価で手に入ります。美唄焼き鳥などのB級グルメも人気で、観光の合間に地元の味を楽しむのも良いでしょう。混雑が比較的少なく、ゆったりとしたペースで田園風景を楽しみたい方におすすめのエリアです。
温泉と癒やしを求めるリラックス・デイトリップ
日々の疲れを癒やすために、温泉は欠かせない要素です。札幌から2時間以内には、泉質自慢の温泉地がいくつも点在しています。ここでは、温泉をメインの目的としつつ、周辺の絶景やグルメも楽しめるリラックスプランを提案します。
登別エリア|地獄谷の迫力と多種類の泉質めぐり
札幌から道央自動車道を使って約1時間30分で到着する登別温泉は、北海道を代表する名湯です。硫黄の香りが漂う温泉街の奥には、噴気孔から蒸気が立ち上る「地獄谷」があり、大地のエネルギーを肌で感じることができます。遊歩道が整備されており、夜には「鬼火の路」としてライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しめます。
登別温泉の魅力は、なんといっても泉質の豊富さにあります。1つの温泉地で多種類の泉質が湧き出ており、「温泉のデパート」とも呼ばれています。日帰り入浴可能な大型ホテルや旅館が多く、広々とした大浴場や露天風呂で湯巡りを楽しむことができます。美肌の湯、血行促進の湯など、自分の体調や好みに合わせて温泉を選べるのが嬉しいポイントです。
温泉街の近くには「のぼりべつクマ牧場」や「登別伊達時代村」などのテーマパークもあり、エンターテインメント性も抜群です。また、倶多楽湖(クッタラ湖)などの自然スポットも近く、温泉と観光をバランスよく楽しむことができます。帰路には白老牛を使ったハンバーガーやステーキを味わうのもおすすめです。
洞爺湖エリア|湖上の花火と絶景カフェでのひととき
札幌から中山峠経由で約2時間〜2時間半(高速利用で約2時間)の洞爺湖は、サミットが開催されたことでも知られる風光明媚な観光地です。湖の中央に浮かぶ中島と、それを取り囲む青い湖面は、いつ見ても美しい絵画のような風景です。有珠山ロープウェイに乗れば、昭和新山や洞爺湖を一望できる大パノラマが広がります。
洞爺湖温泉では、4月下旬から10月末まで毎日夜に「洞爺湖ロングラン花火大会」が開催されています。日帰りでも、夕食を食べてから花火を見て帰宅することが可能です。湖面を彩る花火は非常に美しく、移動しながら打ち上げられるため、温泉街のどこからでも鑑賞できるのが特徴です。
湖を見下ろす高台には、おしゃれなカフェやパン屋、ジェラートショップが点在しています。映画のロケ地になった場所もあり、絶景を眺めながらこだわりのコーヒーやスイーツを味わう時間は至福のひとときです。カヌー体験や遊覧船など、湖ならではのアクティビティも充実しており、カップルや女性グループに特に人気があります。
南幌・由仁エリア|花と緑に囲まれたガーデン温泉旅
札幌から車で約1時間という手軽な距離にある南幌・由仁エリアは、広大な田園風景と美しいガーデンが魅力です。「ゆにガーデン」は、季節ごとに様々な花が咲き誇る英国風庭園で、散策するだけで心が華やぎます。特に初夏のハーブや秋のコキアは見応えがあり、写真映えするスポットとしてSNSでも話題です。
このエリアには、地元の人に愛される良質な温泉施設があります。「南幌温泉ハート&ハート」や「ユンニの湯」は、コーヒー色のモール温泉が特徴で、肌がすべすべになると評判です。露天風呂からの眺めも良く、開放感あふれる入浴を楽しめます。食事処では、名物のキャベツ天丼など、ユニークでボリューム満点のメニューを味わうことができます。
また、農家レストランや古民家カフェも点在しており、地元の新鮮な野菜を使ったヘルシーなランチが楽しめます。札幌近郊でありながら、北海道らしいのどかな風景と、質の高い温泉・食事を静かに楽しめる、まさに大人の隠れ家的なエリアと言えるでしょう。
地元グルメとお土産探しを楽しむ「食」のドライブ
観光の楽しみの半分は「食」にあると言っても過言ではありません。札幌から2時間圏内には、その土地ならではの食材や名物料理があふれています。ここでは、胃袋を満たし、帰りの車内もお土産話で盛り上がるようなグルメ特化のエリアを紹介します。
千歳エリア|サーモンと道の駅グルメの宝庫
新千歳空港がある千歳市は、空の玄関口としてだけでなく、グルメタウンとしても非常に魅力的です。「道の駅サーモンパーク千歳」はリニューアルされ、フードコートや直売所が大幅に充実しました。新鮮な海鮮丼、スープカレー、ラーメンなど、北海道の人気グルメが一堂に会しており、ランチタイムには多くの人で賑わいます。
千歳川沿いにある「サケのふるさと 千歳水族館」では、川の中を直接観察できる水中観察窓があり、季節によっては遡上するサケの群れを見ることができます。見学後には、近くの飲食店でサケ料理やイクラ丼を味わうのも粋な楽しみ方です。また、千歳市内には人気のラーメン店が多く、味噌、醤油、塩と、レベルの高い一杯を求めてラーメン巡りをするのもおすすめです。
空港内も一つの巨大なグルメスポットです。北海道中の名店が集結しており、ここだけで道内一周分のグルメを楽しむことができます。限定のスイーツやお土産も豊富で、日帰りドライブの最後に立ち寄って、夕食の買い出しや自分へのご褒美スイーツを購入するのに最適な場所です。
苫小牧エリア|ホッキ貝と港町のマルトマ食堂
札幌から高速道路で約1時間、一般道でも約1時間半の苫小牧市は、水揚げ量日本一を誇るホッキ貝の街です。港にある「マルトマ食堂」をはじめとする市場周辺の食堂では、新鮮で肉厚なホッキ貝を使ったホッキカレーやホッキ丼が提供されています。加熱することで甘みが増し、シコシコとした食感がたまらないホッキ料理は、早起きしてでも食べに行く価値があります。
苫小牧はスイーツの街でもあります。ハスカップを使ったお菓子「よいとまけ」で有名な三星の本店があり、無料のイートインスペースで焼きたてのパンやお菓子を楽しむことができます。また、市内にはおしゃれなカフェも多く、港町の無骨なイメージとは裏腹に、繊細で美味しいスイーツ巡りが楽しめます。
「海の駅 ぷらっとみなと市場」では、新鮮な魚介類や干物を購入することができます。市場の活気を感じながら、お店の人と会話して旬の食材を教えてもらうのも旅の醍醐味です。隣接する公園には展望台もあり、工場夜景やフェリーの出入りを眺めることもできる、隠れたデートスポットでもあります。
当別・江別エリア|小麦文化とクラフトフードの最前線
札幌のベッドタウンである江別市と隣接する当別町は、北海道産小麦の一大産地です。そのため、こだわりのパン屋、パスタ店、ピザ屋が数多く点在しており、小麦の香ばしい香りに誘われてのドライブは格別です。江別市の「EBRI(エブリ)」は、古いレンガ工場を改装した商業施設で、地元の食材を使ったアンテナショップやレストランが入っており、洗練された空間で食事を楽しめます。
当別町には、前述の「道の駅とうべつ」だけでなく、農家の庭先で営業している小さなカフェやジェラート店も見逃せません。採れたての野菜や果物を贅沢に使ったメニューは、素材の味がダイレクトに伝わってきます。田園風景を眺めながらテラス席で食べるジェラートは、至福の美味しさです。
また、このエリアはクラフトビールや地酒の醸造も盛んです。運転手以外の方は、地元のブルワリーや酒蔵で試飲を楽しむのも良いでしょう。お土産には、地元の小麦を使った乾麺やクッキーなどが喜ばれます。都会的なセンスと農業の豊かさが融合した、新しい北海道の食文化を感じられるエリアです。
移動手段別:賢いアクセスの選び方と注意点
札幌から2時間圏内の観光を成功させるには、目的に合わせた移動手段の選択が重要です。レンタカー(自家用車)、JR(電車)、バスツアー、それぞれのメリットとデメリットを比較し、自分たちのプランに最適な方法を選びましょう。
レンタカー・自家用車|自由度No.1で荷物も安心
最も推奨される移動手段は、やはり車です。時間を気にせず好きなタイミングで出発でき、気になった場所に寄り道できる自由度は何にも代えがたいメリットです。特に「道の駅巡り」や「絶景スポットでの写真撮影」を重視する場合、車以外の選択肢は考えにくいでしょう。また、お土産を買いすぎても荷物を運ぶ手間がかからないため、直売所での野菜購入なども気軽にできます。
ただし、冬場の運転には十分な注意が必要です。札幌市内とは路面状況が異なる峠道や、吹雪による視界不良など、北海道の冬道は危険がいっぱいです。自信がない場合は無理をせず、公共交通機関を利用するか、天候の良い日を選ぶようにしましょう。夏場であっても、観光地周辺の渋滞や駐車場の満車リスクを考慮し、早めの行動を心がけることが大切です。
レンタカーを利用する場合は、早めの予約がお得です。また、ETCカードの準備も忘れずに。高速道路を利用することで移動時間を大幅に短縮でき、現地での滞在時間を増やすことができます。ナビの設定だけでなく、Googleマップなどのスマホアプリも併用して、最新の交通情報を確認しながら走行しましょう。
JR・電車|お酒も楽しめる車窓の旅
小樽、余市、登別、トマム、旭川など、主要な観光地へはJRを利用してアクセスすることが可能です。最大のメリットは、移動中に運転の疲れがないことと、現地でお酒を楽しめることです。ワイナリーや蒸溜所、ビール園などを訪れるプランの場合、全員がお酒を飲める電車移動は非常に魅力的です。また、冬場の雪道運転のストレスからも解放されます。
車窓からの景色も楽しみの一つです。特に小樽へ向かう函館本線は、銭函駅から小樽築港駅の間で海沿いを走行し、窓いっぱいに広がる石狩湾の絶景を楽しむことができます。駅弁を買って列車旅の雰囲気を満喫するのも良いでしょう。お得な切符やフリーパスが販売されていることもあるので、事前にJR北海道の公式サイトをチェックすることをおすすめします。
デメリットとしては、駅から観光スポットまでの二次交通が必要になる場合があることです。バスやタクシーの乗り継ぎ時間を考慮する必要があり、行動範囲が駅周辺に限定されがちです。駅前でレンタサイクルを借りるなど、現地での移動手段を事前に調べておくとスムーズです。
バスツアー|効率重視でお任せの楽々プラン
自分で計画を立てるのが面倒、または効率よく複数のスポットを巡りたい場合は、札幌発着の日帰りバスツアーが便利です。旭山動物園、富良野のラベンダー畑、積丹のウニ丼ツアーなど、季節ごとに魅力的なコースが多数催行されています。移動中は寝ていても目的地に到着し、ガイドさんの解説を聞くことで観光地の理解も深まります。
バスツアーの魅力は、個人では行きにくい場所へも簡単にアクセスできる点です。また、入場料や食事がセットになっているプランが多く、コストパフォーマンスが高い場合もあります。冬のイルミネーションや流氷見学など、夜遅くなるイベントや遠方のスポットでも、バスツアーなら安心して参加できます。
一方で、団体行動であるため時間の融通が利かないのが難点です。気に入った場所に長く留まったり、急な予定変更はできません。しかし、初めて行く場所や、冬道の運転が不安なエリアへのアプローチとしては、最も安全で確実な選択肢と言えます。主要なホテルや札幌駅北口から出発するツアーが多いので、集合場所へのアクセスも容易です。
まとめ:今週末は札幌から2時間のショートトリップへ
札幌から2時間以内で行ける場所には、海、山、温泉、グルメと、北海道の魅力が凝縮されています。日帰りであっても、日常を忘れて心身ともにリフレッシュするには十分な時間と距離です。まずは「何を食べたいか」「どんな景色を見たいか」という小さなきっかけから行き先を決めてみてください。
今回ご紹介したスポットは、どれも自信を持っておすすめできる場所ばかりです。季節や天候に合わせて、ドライブや電車旅を使い分け、あなただけの最高の休日プランを組み立ててみましょう。次の休みは、家で過ごすのではなく、新しい発見と感動を求めてショートトリップに出かけてみませんか?きっと、明日からの活力が湧いてくるはずです。

