小樽三角市場が高い理由は観光地価格だから？実際の相場と検証してみた

小樽三角市場とは？概要とアクセス

小樽駅を出てすぐ、徒歩1分以内の場所に位置する三角市場は、観光客に人気の海鮮スポットとして知られています。その名前の通り、三角形の土地にギュッと店舗が詰まっており、活気ある雰囲気が漂う市場です。

昭和20年代から続く歴史ある市場で、かつては地元住民が買い物に訪れる生活市場でしたが、現在では観光スポットとしてその役割を変えつつあります。

歴史・立地・規模

三角市場のスタートは戦後の闇市がルーツとも言われ、時代とともに店舗が増えていきました。現在では鮮魚店・飲食店・乾物店など10数店舗が軒を連ね、海鮮丼をはじめとする食事処が観光客の目的となっています。

アクセス（JR小樽駅から徒歩など）

• JR小樽駅から徒歩1分（本当に目の前）
• 駐車場は駅前の有料Pを利用
• 市場の営業時間は店舗によって異なるが、おおよそ朝8時〜15時前後

市場内の店舗構成

市場には武田鮮魚店・味処たけだ・さんかく亭など、直営・系列店が中心となっており、看板メニューもほぼ海鮮系です。多くの店が「おまかせ丼」や「ウニ丼」などを前面に出しており、観光客向けにセット化されています。

駐車場・営業時間

三角市場には専用の駐車場はありません。小樽駅南口ロータリー周辺の有料駐車場を利用することになります。観光シーズンは混雑するため、公共交通機関が推奨されています。

観光名所としての魅力

市場に入った瞬間、呼び込みや海鮮の香りが立ち込め、北海道らしい「市場体験」ができるのが最大の魅力です。外国語対応スタッフがいる店も多く、インバウンド対応も進んでいます。

三角市場が“高い”と言われる理由

観光レビューやSNSでは、「三角市場 高い」というワードがたびたび登場します。その理由を掘り下げてみましょう。

観光地価格化の実態

近年、インバウンド需要や観光化によって、地元市場が観光地価格へと変化する傾向が全国で見られます。三角市場も例外ではなく、特に海鮮丼の価格設定は「旅行価格」とも言われています。

中国語表記・外国人対応の影響

店頭のメニューや看板には、英語・中国語・韓国語表記が見られます。これはインバウンド対応ですが、価格帯が外国人向けに上がっていると感じる日本人観光客も存在します。

値段が上がった背景（物流・観光客増）

市場で使用される海鮮素材の多くは北海道産ですが、近年の燃料費高騰・人件費増により、仕入れ価格も上昇しています。それに加えて観光客の増加により、繁忙期はさらに価格が上乗せされていることも。

• ウニ丼：2,800円〜3,800円
• 海鮮おまかせ丼：1,800円〜2,500円
• イクラ増量トッピング：+500円〜800円

確かに「高い」と感じる価格帯ではありますが、それに見合うクオリティや量があるのも事実。価格の感じ方には個人差が大きく関わっているのです。

実際の価格・海鮮丼の相場を徹底比較

ここでは「高い」と感じられることが多い三角市場の海鮮メニューの価格を、他の市場と比較しながら具体的に検証していきます。

代表的メニューと価格例

他市場（南樽市場）との相場差

小樽には「南樽市場」や「中央市場」など地元密着型の市場もあります。比較すると以下のような傾向が見られます：

• 南樽市場の海鮮丼：1,200〜1,500円が相場
• 三角市場：2,000〜2,500円が平均
• 量は三角市場がやや多め・ネタも大ぶり

海鮮丼の量・質とのバランス比較

「値段＝満足度」ではありませんが、三角市場の丼はボリューム・ネタの種類ともに豪華な内容が多く、観光客が求める「北海道らしさ」は高い評価を得ています。

地元民・観光客の口コミ評価まとめ

実際に訪れた人たちは三角市場をどう評価しているのでしょうか？SNSやレビューサイトの情報をもとに、リアルな声をまとめました。

高いと感じた口コミ

• 「2,000円以上出すなら寿司屋に行った方がいいかも」
• 「ボリュームあるけど、観光客相手の価格設定だな」
• 「インスタ映えはするけど財布には優しくない」

満足した／コスパ良いと評価された声

• 「ネタが厚くて贅沢感すごい！」
• 「写真通りの豪快さでテンション上がった」
• 「観光気分で食べるには全然アリ」

SNS・ブログのリアルな声

総じて、「価格に見合うボリュームと体験」が満足度に直結していることがうかがえます。「高い＝NG」ではなく、「高いなりの価値」を感じる人も多いという結果になりました。

お得に楽しむ方法：リーズナブル店＆市場対策

「三角市場は高い」と感じていても、実はちょっとした工夫で“お得に楽しめる”方法がいくつも存在します。ここではコスパ重視で訪れたい方に向けて、具体的な対策をご紹介します。

さんかく亭・味処たけだ等お得店紹介

• さんかく亭：1,600円台で海鮮丼が楽しめる
• 味処たけだ：数量限定の1,000円丼もあり
• おまかせ系は日によって中身が豪華になることも

朝イチや時間帯の狙い目

朝9時前後に訪れると、店主が準備したての新鮮ネタが出てくるタイミングに出会えることがあります。また、閉店間際（14時台）は売り切り価格やサービス品が出ることも。

裏技・クーポン・交渉術

• 店頭で値札が無い商品は、価格交渉が可能な場合も
• 小樽観光マップに掲載の「市場特典券」は要チェック
• セット注文＋複数人数で「特別盛り」提案もOK

こうした工夫を活用すれば、“高い”という印象を払拭しながら満足度の高い体験を得ることが可能です。

三角市場 vs 他市場（南樽市場等）比較検証

小樽には三角市場のほかにも、地元住民に愛されるローカル市場が複数存在します。ここでは代表的な「南樽市場」との違いを比較してみましょう。

南樽市場との価格・品揃え比較

鱗友朝市など他市場との違い

早朝型で知られる「鱗友朝市（りんゆうあさいち）」は、朝5時〜7時がピークタイム。観光客よりも業者や地元客が多く、買い付け目的で訪れる人も。観光客にはハードルが高いが、価格は圧倒的に安いです。

どんな人にどの市場が合うか

• 三角市場：観光の一環で市場体験をしたい人
• 南樽市場：安くて庶民的な雰囲気が好きな人
• 鱗友朝市：早朝から新鮮食材を探したい玄人向け

目的に応じて市場を選ぶことで、価格・満足度のバランスが取りやすくなります。「三角市場＝高い」と一概に決めつけず、シーンに応じた選択をすることが大切です。