札幌読書カフェ特集｜ひとり時間に最適な静かなカフェランキング

読書におすすめのカフェ

札幌の街にひっそりと佇む、静寂な空間。それは日常の喧騒から逃れ、ページをめくる時間に没入できるカフェたちです。この記事の最初のセクションでは、読書に特化したカフェをテーマに、実際に本を読む人にとって心地よいポイントを押さえた場所を紹介します。

札幌市内にはおしゃれなカフェが数多く存在しますが、読書に向いているカフェとなると、以下のような要素が重要になります：

• 静かで落ち着いた雰囲気
• 一人でも居心地が良い座席配置
• 読書灯や自然光が心地よく差し込む照明
• 店員さんとの程よい距離感
• 長時間いても許される空気感

こうした観点から厳選した5店舗を、以下で順にご紹介していきます。

poool – Espresso & Work

「poool」は、読書や軽作業をしたい人に圧倒的な支持を得ているカフェです。店内はコンクリート打ちっぱなしのデザインと木の温もりが融合したインダストリアルな空間で、1人掛けの席が豊富に用意されています。

Wi-Fiや電源が完備されており、パソコン作業をしている人も多いですが、読書に集中している人の姿も多く見られます。席にはパーテーションがある箇所もあり、周囲の視線を気にせず本に没頭できます。

営業時間	8:00〜20:00
電源・Wi-Fi	あり
席数	40席（うち一人席多数）
雰囲気	静かで落ち着く、作業・読書向き

LAMP LIGHT BOOKS cafe

書店とカフェが一体化した新感覚ブックカフェ。約2000冊の書籍が自由に手に取れるのが魅力で、小説、エッセイ、絵本、雑誌などジャンルも豊富です。

カフェスペースは間接照明が効果的に配置されており、まるで小さな図書室のような雰囲気。本を持ち込んで読むのも良し、その場で気になる本を読み進めても良し。カフェラテを片手に長居したくなる場所です。

本棚のセレクトがユニークで、他では出会えない一冊に出会える可能性も。

RITARU COFFEE

円山エリアにある「RITARU COFFEE」は、木目調の温かみある空間と開放感のある窓辺が印象的なカフェです。席間が広く、隣席との距離が気になりにくいため、集中して読書するのにぴったり。

自家焙煎のコーヒーは香りが高く、時間を忘れて読書に没頭できる空間。1人で訪れるお客さんも多く、静かに流れるジャズやクラシック音楽が読書体験をさらに豊かにします。

宮田屋珈琲 豊平店

レトロな外観と店内のインテリアが魅力の喫茶店。木のテーブル、アンティークな照明、歴史を感じる空間の中で、1人読書を楽しむ人の姿が多く見られます。

平日の日中は比較的空いており、時間をかけて読書したい方に最適です。モーニングセットやランチメニューも充実しているので、軽食を挟みながらゆったり過ごすのもおすすめ。

電源・Wi-Fi完備のカフェ

読書に集中したい時、デジタルノートや辞書アプリを併用したいという方も多いでしょう。そんな方に嬉しいのが、電源・Wi-Fi完備のカフェです。

以下のような場所が読書にも快適な設備環境を備えています：

• 猿田彦珈琲 札幌ステラプレイス店
• スターバックス紀伊國屋書店札幌本店
• ドトールコーヒーショップ札幌時計台通り店

静かなBGMとクッション性の高い椅子、適度な照明は電子書籍派にも紙派にも快適。スマホやタブレットで読書をする際、充電の心配がないという点でも安心できます。

WORLD BOOK CAFE

札幌市中心部・大通にある「WORLD BOOK CAFE」。名前の通り「世界の本」に出会えるカフェで、その蔵書センスと居心地の良さから読書家に人気の高いスポットです。

本棚には世界中の文学作品・絵本・旅行記・写真集がぎっしり並び、訪れるたびに新たな発見があります。

世界の本が充実した蔵書ラインナップ

イギリス・アメリカ・フランス・中国・韓国など、海外の出版物も多く扱っており、英語学習者や洋書好きにも評価されています。

一人でもグループでも使いやすい空間

奥にはカウンター席が用意されており、1人で静かに読書に集中できます。手前にはテーブル席もあり、友人と一緒に訪れてもそれぞれが読書に没頭できる空気感が保たれています。

ランチやスイーツも魅力

ランチタイムにはパスタやサンドイッチ、午後は自家製スイーツやフレンチトーストが人気。「食×本×空間」が融合する幸福な時間を過ごせます。

Brown Books Cafe

Brown Books Cafeは、札幌市内でも特に本好きの間で支持されている老舗ブックカフェのひとつです。ビルの一角に佇む店舗は一見すると小さく控えめですが、内部はまるで小さな図書館のように落ち着いた空間が広がっており、「ここにしかない読書時間」を過ごすことができます。

店主が世界中から集めた書籍は、新刊ではなく、時間の経過を感じる古書が中心。紙の色褪せやインクのにじみがかえって温かみを与え、本の物理的な存在感を再認識させてくれます。

雑多な居心地が心地よい店内

Brown Books Cafeの特徴は、店内のインテリアが全く統一されていないこと。背の高い本棚、ロッキングチェア、アンティークのテーブル、革張りのソファなどがランダムに配置されており、それぞれが独立した「読書のステージ」を作り上げています。

• 照明はあえて暗めのセッティング
• 席によって流れる音楽が異なる感覚
• 本のジャンルに合わせた空間演出

まさに「読書のテーマパーク」のような場所で、本の世界と空間が融合した読書体験が楽しめます。

古いビルでアンティークな雰囲気

建物自体が昭和期に建てられたもので、外階段や木製ドア、むき出しの天井配線など、現在の店舗では見られないディテールが残っています。

昭和の喫茶店とヨーロッパの古書店をミックスしたような美意識が漂い、ここでしか味わえないノスタルジックな雰囲気を堪能できます。

季節ごとの手作りケーキ

季節限定のケーキや焼き菓子も、Brown Books Cafeの大きな魅力のひとつ。使用する素材は地元産にこだわり、甘さ控えめで本と一緒に食べるのに最適です。

春	桜のチーズケーキ
夏	梅とローズマリーのパウンド
秋	かぼちゃのプリンタルト
冬	スパイスチョコレートケーキ

ドリンクメニューはオーガニック系が多く、カフェインレスも完備。どの時間帯に訪れても落ち着いたひとときを過ごせます。

読書室ポワロ

読書室ポワロは、「静けさの質」において札幌トップクラスの読書空間といえるでしょう。読書を主目的とした明確なコンセプトを掲げており、「おしゃべり厳禁」「無音空間維持」などのルールも来店者からの理解が高く、静寂を愛する読書人にとってまさに理想郷。

その厳粛な雰囲気は、初めて訪れる人には少し緊張感を与えるかもしれませんが、慣れるとそれがむしろ「思考の集中を促す空気」へと変わっていきます。

一人用席＆静かな環境

全席が一人用で、読書灯やブックエンドなど必要な設備が揃っています。壁際の席には小さな棚が備え付けられており、持参した数冊の本を並べておくことも可能。

「音のない空間」こそ、言葉の世界に入り込むための最高の舞台だという哲学が、空間全体に染みわたっています。

店主私物の蔵書が自由に読める

書棚には店主が30年以上かけて集めた蔵書が約2,000冊以上。文庫から全集、哲学書、詩集、アートブックまで幅広いジャンルが揃っています。

• 貸出NG（館内閲覧のみ）
• 蔵書目録の提供あり（PDF可）
• 定期的に入れ替えも実施

会話NG空間で没入できる読書タイム

店内には「読書中の会話はお控えください」と書かれたプレートが複数設置されており、常連客もルールをしっかり守っているため、雰囲気を乱すことがありません。

音楽すら流れていない空間では、自分の呼吸のリズムとページをめくる音が唯一のBGM。精神が内に向かう、瞑想的な時間が流れます。

CAVE STORE

CAVE STOREは、札幌の中でも非常にユニークな存在として知られる「ひとり専用」の読書カフェです。まるで洞窟のような静寂さと集中力を引き出す空間設計は、読書だけでなく勉強や執筆などにも最適。自分の世界に没入したい人にとって、このカフェは理想郷ともいえる存在です。

カフェ全体が「静寂」をテーマに設計されており、他の利用者との無言の共鳴のなかで、文字と対話する時間が流れていきます。

一人専用読書室スタイル

店内は10席ほどしかなく、全席がパーテーションで区切られた半個室のような構造になっています。照明は落ち着いた電球色で、読書灯が机の右手から斜めに照らす設計。

空調音すら気にならないほど静かで、外の世界から完全に切り離された「自分の時間」を体験できます。

座席数	約10席（すべて個別ブース）
電源・Wi-Fi	あり
会話	原則禁止（案内あり）
利用時間	90分〜3時間まで（目安）

学習机風の席で集中できる

机と椅子はまるで受験時代を思い出させるような学習机スタイル。背もたれの高い椅子に、肘掛けがないことで体を前に傾けて集中しやすい設計となっています。

それぞれの席には荷物フックやブックスタンドも備わっており、読書姿勢を崩さずに済みます。

• 目線の高さに合った読書灯
• 静音設計の空調
• ドリンクを置く専用スペース

食事メニュー＋読書の両立

軽食メニューとして、野菜のスープ、トーストセット、サラダプレートなどが用意されています。

食事中も読書の妨げにならないよう、香りの強くない素材を選んだ構成。店内のどこにいても「本の世界」が最優先となる配慮がされています。

喫茶 つばらつばら

喫茶 つばらつばらは、札幌の昭和レトロな空気を色濃く残す、静けさの似合う純喫茶。読書を愛する人々から支持され続けており、店内の時間がゆっくりと流れているかのような雰囲気があります。

昭和の時代を彷彿とさせるインテリアとアンティーク調の照明、窓から差し込む柔らかい光。そのすべてが、「読書という行為」を最大限引き立てる舞台装置となっています。

昭和レトロな純喫茶の雰囲気

入り口のドアベルの音、レトロなBGM、艶のある木製のテーブル…。全体に流れる懐かしい空気が、読書の気分をさらに深めてくれます。

常連の中には、文庫本を数冊持ち込んで3〜4時間過ごす方も多く、店側もそのような長居を快く迎えてくれます。

一人掛けカウンター席中心

窓際には一人掛けのカウンター席が並んでおり、外の景色を眺めながら読書するのに最適。

春には芽吹く街路樹、冬には静かに積もる雪が、まるでページをめくるごとに変わる背景のように、読書の世界観に重なります。

ノンカフェイン・静かな夜利用可

ノンカフェインのハーブティーやデカフェメニューが揃っており、夜でも安心して読書時間を楽しめるのが嬉しいポイント。

• カモミールブレンドティー
• カフェインレスコーヒー
• ホットミルクジンジャー

営業時間は20時前後までで、仕事帰りや夜のひとり時間にもぴったり。灯りがゆらぐ中、物語の世界に静かに沈み込むような贅沢を味わえます。